ハーフタイムシアターの新作。しかも描かれているのはカシオの話。
これだけでも期待大です。
実際、期待通りっていうかそれ以上でした。とにかく時間が短いからストーリーの流れ自体は簡潔。だからといって味気ないとか物足りないといったことはなくて。とにかく凝縮したって感じです。
『広くて〜』とかを見ていない方とかは少し楽しみが減ってしまうかもしれませんが。一連の作品群を見ているとすごくいい感じです。特に今回連続で見ているからかもしれないけど。
『広くて〜』では語り手だったカシオは、あんまり自分の気持ちをはっきり感じさせないところがあったように思います。
まったくなかったわけじゃないけ、スギエやクリコが直接おばあちゃんに会話として自分の思いをぶつけたのと違って、彼はずっと独白の中だけ。
だからこそ作品で彼がどのような形で、はるかさんの居なくなった家族のなかでいたかとか少しは分かった気がします。
あとはヤマノウエやサルマルやアリマとかいっぱい知っているキャラクターが出てきて楽しかったです。
それに未来のカシオが働いているところのハリマって・・・
とか、想像してみたり。
