原作:辻村 深月
もともと原作が大好きで、上演が発表になった時から、絶対に見に行くと決めていた。
キャラメルボックスはこれまでも、原作ありの作品を上演してきたげど、私はほぼ原作は未読で、舞台を観てから原作小説を読んでいた。
(原作が先だったのは、クロノスシリーズの南十字星駅でぐらいで、過去のクロノスシリーズの舞台は全部見ていた)
今までいっぱいキャラメルの舞台は観きたけれど。
今回は原作を何度も読んでいる。原作小説は上下巻だし。
だから期待の中にほんの少しだけ、不安もあった。
でも終わったら、不安なんて全部消えた。
一人まるまる登場がカットされていたキャラクターはいたけど、二時間に収める為に、もっと環とコーキの話ばかりになるのかと思っていた。
たがすみれの恋愛模様や環との友情も描かれていた。
なんといっても、キャラクターが小説から出てきたように感じるぐらい配役がぴったりだった。
環のお婆ちゃんがストーリーテーラーなど舞台ならではの工夫もよかった。
また原作小説を読み返したくなった。